Mrs.GREEN APPLE『familie』楽曲解釈~譲れないことが愛だったりする

楽曲解釈

2024年8月9日、Mrs.GREEN APPLE 13th 配信限定シングル 『familie』がリリースされた。
『familie』は、Honda「FREED」のCMソングとして書き下ろされた楽曲。
4月末頃、12th 配信限定シングル『アポロドロス』よりも早くレコーディングをしていたんだって。

今回は、ミセス史上初5カ月連続リリースの最後を飾る『familie』について、しっぽ視点での解釈をしようと思う。

しっぽの楽曲解釈は、考察なんて難しいことは出来なくて、ただの解釈。
解釈というか対話かな。
作家大森元貴との対話。
対話と言っても一方的なんだけどw

だから、このブログの楽曲解釈は万人に見てほしいと思って書いていなくて、
あくまで私が私のために残すもの。
あなたはあなたの感じたことを大事にしてね。
でももし、覗いてみようって思ってくれたらそれはとても嬉しいです。

この記事は一部有料となっております。

実の詰まってる重い愛

君に見せたい
景色がある
僕の「好き」を
どう思ってくれるかな

『familie』Mrs.GREEN APPLE

君に見せたい景色はきっと、「これから僕が君に見せたい景色」だけではなく、「今まで僕が見てきた景色」。
僕のヒストリーも含んでいるのだろう。

僕の「好き」は、君への好きという気持ち。
そして、僕の「好きなもの」や僕の「好きなこと」についてもどう思ってくれるかなって言っているのかな。

君にあげたい
全てがある
言い過ぎな気もするけど

『familie』Mrs.GREEN APPLE

こ、これはまた最高級の愛の言葉…♡
どうしても脳内でリンクする『lovin’』。

あなたにあげるこの僕の全て

『lovin’』Mrs.GREEN APPLE

先日のゼンジンのセトリも『familie』のあとに『lovin’』だったね。

僕の想い、知恵、考え、生活、言葉…。
僕の全て。
大森元貴の全て。

大森元貴の愛は重いのです。
でもそれがたまらなく欲しいのです。
大森元貴の重たい愛は、俗にいう「重い」とは別物。
しっかり実の詰まった愛。
中身もしっかり詰まってる故の重たい愛なんだよね。
JAM’Sへ届けてくれている「僕の全て」。
ちゃんと受け止めたいなぁ。

『lovin’』と違うのは、ちゃんと「言い過ぎな気もする」っていってるところ。
そこがいい。

だから
どうかどうか
その瞬きの側に居させて
時代の車輪に
僕らが燃料となり
乗せてゆく

『familie』Mrs.GREEN APPLE

その瞬き。
心のカメラのシャッターみたい。
一瞬一瞬が大事な思い出になるんだよね。
大好きな人が心に刻む景色の一瞬に自分も居たい。
親から見た子供への感情ともとれる。
子供の時、目にする初めての景色はより色濃く記憶に残るよね。
子供がキラキラした目で瞬きしてる姿、親としても見たいよね。

僕らが燃料となり。
「僕ら」って複数形にしているのは、子どもと両親という線もあるけれど、
「Mrs.GREEN APPLE」の意味の方がやはり大きいなぁ。

時代の車輪。
過ぎ行く時代に乗るミセスの音楽。
楽しいだけじゃない日々。
ミセスが燃料になってくれてなんとか過ごせてる。
ミセスの音楽で鼓舞されながら。
ミセスの楽しい姿で癒されながら。
どんな日々もそうやってミセスに支えられながらなんとか乗り越えて人生を進めてる。
本当に有難いよ。

それぞれ唯一の大事なファミーリエ

どこまでが
ただ、愛と呼べんだろう
僕に運ばれる街
世界は知るんだろう

『familie』Mrs.GREEN APPLE

どこまでが愛と呼べるか。
ね、とても難しい。
一歩間違えると愛ではなくなってしまったりする。
でも愛って難しく考えるものでもないし、自然に湧き出るものだと思うんだよね。
少なくとも、ミセスがJAM’Sに与えてくれているものは間違いなく「愛」なので、どんな愛の鞭であろうと受け止めたい所存です。

僕に運ばれる街。
主体は「僕」。

世界は知る。ってすごい表現。
僕の世界は、僕を知る。
僕が見る景色を記録する=(僕の)世界。
僕によって世界が創られていく。

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